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2013年3月24日 (日)

「ライ麦畑でつかまえて」 ダメ男のダメ自慢話

今の今まで、タイトルだけは知っていた。
「ライ麦畑でつかまえて」

確か一番最初に知ったのはマンガから。
和田慎二の「キャベツ畑でつまづいて」がその最初の出会い。

まぁ、そんなこんなで、
自分としては結構ミーハー(死語か?)な物にチャレンジした訳でありますが、
読んでビックリ、
なんじゃこりゃぁぁ!!
ってな感想でした。

この小説家一体どうして売れたのか、
何故ロングセラーとして今日まで語り継がれて来たのか、
まったくもってサッパリ理解出来ない作品でした。

主人公の少年(年齢的には青年かも知れないけれど、
その言動はまったくもって少年。っていうかガキそのもの)
は人としてまったくもって駄目な男。
あのドラえもんののび太が、オーソドックスに成長したら、きっとこんな様な
人間になるんだろうなぁってタイプの人物像。

何度目かの大学を成績不良で退学となり、実家に帰るまでの話なのだけれど、
この少年、まったくもって反省の色、無し。まったく無し!皆無!
文中で自分の欠点をあれこれと語るのだけれど、
人間、本当にダメだと思っている事は、人になんか話せないものだよ。
それをペラペラと喋りまくるのだから、
本当にそれを自分の欠点だとは、コイツ思ってもいないだろうな。
読んでいてて腹が立ってきた程だ。
正直、人生を悲観した主人公が、ラストで自殺をすれば小説の展開としての辻褄が合うのだけれど、
あれだけ親や周りの人に迷惑をかけておきながら、しゃぁしゃぁと生きて行ってる。
ホントに腹が立つ話だった。

ついでに言うのなら、和訳もちょっとダメだったかな。
多分、訳者が既に、年齢的には主人公のそれとはかなり離れた年齢だったのだろう。
きっと主人公が子供に思えたのであろう。
口語体で書かれているからと言ってももう少し大人の言葉遣いで訳して欲しかった。
ケンちゃんシリーズの宮脇君が、口を尖がらせて喋ってるかのような印象で、
いくらなんでもこんな喋り方はしないだろう…と思いたい文章であった。

しかし、小説だけではなく、実際のこの世界においても、
どうして駄目な人間ほど
「何とかなるさ」
っと思うのだろうな?
一線を越えたらもう終わりだって事を知ろうともしない。
自分のそばにもこれと似たような人がいるのだけれど、
本当に傷つこうとしない性格なんだよな。ダメ人間って…


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